こんにちは、フォンです。
CryptoNinjaを愛するコミュニティ「Ninja DAO」も、とうとう設立1年を迎えました。
DAOという聞き慣れない組織に、気づけばあっという間に4万人を超えるメンバーが集まりました。
僕も最初はよく分からず、Discordに参加したのを覚えていますww
しかし、Ninja DAOでイベントを企画したり、他のメンバーの活動を見て、たくさんのことを学びました。
このあと説明しますが、DAOのおもしろいポイントは、参加メンバーのパワーを1つの資源(リソース)として使えることです。
知識、経験、スキル…
メリットだらけで、ポジティブな要素ばかりに思えますよね?
でも、僕はもう一歩踏み込んで、失敗もNinja DAOの資源・財産になると信じています。
実体験から学んだことをシェアしますので、最後までお付き合いください!
Ninja DAOの3つのリソースとは?
NinjaDAOのリソースとしては、以下の3つが考えられます。
CryptoNinjaをIPビジネスとして成功させるために、心強い要素が揃っています。
1:人材・スキル・キャリア
まず最初は、人材・スキル・キャリアにリーチできること。
「何か盛り上げることをやってみたい!」と思ったときに、人材派遣サイト並みに人が揃っています。
わざわざ、外に探しに行かなくてもいいし、Ninja DAOにいる時点でCryptoNinjaやCNP好きの同志です。
そりゃあコミュニケーションも取りやすい。
Web制作、記事作成、動画制作、イラスト、3D制作、企画、マーケティング…
いろんなスキルとキャリアを持った人がNinja DAOにいます。
2:24時間稼働できる
Ninja DAOは、4万人を超えるメンバーで構成されているので、活動時間や内容もある程度分散されます。
全員が同じタイミングで同じことやっていないので、うまくバラけているんですよね。
特に、海外在住で英語ができる方々は、日本時間と違う活動ができますし、夜型人間のメンバーも、みんなが寝ている間に創作活動などをこなしています。
トータル1日で見ると、DAO全体がフル稼働で、常に活動と成長を繰り返しています。
3:CryptoNinja&CNPが好きな気持ち
一番大事な最後の資源は、Ninja DAOを回し続けるガソリンでありエンジンになる「好き」という気持ちです。
CryptoNinjaやCNPのキャラやストーリー、NFTの可能性を楽しみたいメンバーが集まってるので、パワーがすごいです。
コミュニティの基盤はどれだけ、「好き」という共通意識で繋がれるかが、鍵だと思ってます。
以上のように、NinjaDAOは3つのリソースを持つ、素晴らしく力強いコミュニティなんです!
…と、ここであなたは思うかもしれませんね?
- 才能ある人だけが役に立つのでは?
- 上手くてすごい人だけの集まりでしょ?
- こんなすごいところでミスなんてできない!
大人数が在籍して、右も左もスキルフルな人材ばかり。
そう思うと「失敗=恥ずかしい=闇に葬りたい」となるのが普通です。
でも、ここが大事だと僕は思います!
失敗も大事な財産である理由
ここからは「Ninja DAOでの失敗もコミュニティにとっては財産になる」理由を説明しますね。
「失敗は成功のもと」
よく耳にするフレーズですが、コミュニティに当てはめて考えてみたことはありますか?
自分の学びになる
まず、最も分かりやすいのが、企画やセールス、仲間集めなど、何かに挑戦して上手くいかなかった本人の学びです。
企画→計画→実行→失敗→振り返り
自分の力量も分かるし、弱点や向き不向きにも気づけるかもしれません。
個人の失敗からの「気づきと学び」は、DAOにとっても財産になります。
なぜなら、個人のレベルアップがあちこちで起これば、コミュニティにとっての「人材・スキル・キャリア」の底上げにも繋がるから。
誰かの挑戦は応援し、誰かの失敗には寄り添い共感する姿勢がいいですよね!
後に続く人の参考書になる
人間は成功する情報よりも、失敗を避ける情報を本能的に求めます。
実際によく売れてる本は、「絶対に失敗しない〇〇」や「〇〇を知らない人の9割は失敗する」などの釣りタイトルで溢れてます。
それほど人は、特に日本人は、「失敗」というキーワードに敏感。
Ninja DAOでの誰かの失敗は、周りの人たちや後に続く人たちの参考書になります。
失敗から学んだ本人と、失敗から得た知識で成果を上げていく人。
両者が揃って成長し、またコミュニティの底上げが進んでいく。
あらゆる挑戦と失敗を養分として消化吸収し、生き物のようにNinja DAOは成長します。
【具体例】NFTプロジェクトで失敗した話
そもそも、なんで僕が今回の切り口で記事を書いてるかというと、僕自身が盛大にNFTプロジェクトを失敗したからですww
言うだけじゃなくて、実体験を記事化してるので、ピチピチ新鮮な情報です。
信憑性もMAXなので、この失敗も資源として投下したいと思いました!
どんなNFTプロジェクトだったの?
僕がファウンダーとして企画したのは「CNPVillains(CNPVN)」という、NFTプロジェクトでした。
ご存じ、CNP派生コレクションの1つで、CNPのリリース後すぐに思いつきました。
コンセプトはCNPたちが、「Villains=悪役、悪者」になってNFT界で暴れ回るイメージ。
同時に、悪かっこいいのが好きな人や、NinjaDAOの中でも、よりマイノリティの人にアイコンとして使って欲しいと思ってました。
最後は、どうなったの?
CNPVillainsは、企画途中でターゲットの方向を間違えて中断。
小さな国内NFT市場に次々とリリースされるNFTプロジェクトによって、セールスできるスペースも減っていきました。
中断期間中に制作メンバーも多忙になり、再始動した時には、方向性も事業展開も迷走してしまい、とうとうプレッシャー負け。
ファウンダーの僕が、白旗を上げて企画の中止を発表しました。
ちょっと、心身がダウンしてしまい、たくさんの方々からお見舞いのコメントを頂きました、涙。
失敗した3つの理由
CNPVillainsが失敗した理由は3つに分類できます。
同じようにNFTプロジェクトを考えてる方に、ぜひ気をつけて欲しいと思います!
1:ターゲットが近すぎた
初期のターゲットは、既存のCNPホルダーでした。
CNPでは満たされない「悪かっこいい」で、自己表現できる人もいるはずと思い、なるべくCNPと同じような展開も考えていました。
今だから分かりますが、CNPホルダーに別のCNPを売るって、道路挟んでイタリアンが2店同時オープンするようなもので、同じコミュニティでの共食い状態です。
しかも、NFT運営のアイデアも「光と影」を意識して、CNPに寄せようとしていたため、「パクリ」になっていました。
「CNPの影の存在がVillains!」と盲目的に考えてしまい、ピッタリとひっつき過ぎてしまったのです。
多くの方から指摘を頂き、いったん中断して初めから考え直すことにしました。
2:大きく膨らませすぎた
次に、CNPVillainsを成功させるために、たくさんのメンバーに声をかけていました。
デザイナーはCNPでも活躍した、コメスケさん。
応援にはNinja DAOのNinjasのみなさんと、CNPJのうじゅうなさんにもお願いしていました。
大きな企画、すごいメンバー…
つまりファウンダーである僕は、一度に大きなもの(力とリソース)を背負ったことに。
さぁ、そんな時につまずいたら?コケたらどうなるか想像できますよね?
支えきれず、ケアできず、コントロールできず、背負った資源の重さで、沈むように大ゴケしました。
メンバーは何も悪くなく、ただの自滅でした。
3:段階をふまなかった
失敗の原因は明白です。
そもそも僕がNFTプロジェクトを、段階的に経験してこなかったことが大きいです。
- 自分ひとりでNFTを売ったことがあるか
- 自分ひとりでCNP派生NFTを作ったことがあるのか
- 2,3人の小さなチームでNFTを展開したことがあるのか
以上を全てすっ飛ばして、CNPVillainsでは、いきなり大きな事業クラスの計画を立ててしまったんです。
やったことないのに…。
世界の大海(Opensea)に出るには、地図と航海術を持っていないと目的地にはたどり着けません。
僕は、びわ湖に釣り船も出したことがないのに、大型船に大きなリソースを積み込み、地図も航海経験もないまま出港してしまったのです。
小さな積み重ねが大事。
失敗から得たこと
NFTプロジェクトに挑戦して失敗から得たことは、山のようにあります。
個人としての学びは大きい。
もちろん、巻き込んだメンバーやファンには申し訳ない気持ちでいっぱいです…。
その上で、気づきをシェアしたいと思います。
まず小さく個人でやってみる
まずは、多くの人をいきなり巻き込まず、自分ひとりでできる小さなプロジェクトを企画、実行してみること。
自爆しても誰にも迷惑かけないので、存分にチャレンジできます。
誰かがいないと実現不可能なことをいきなり提案する前に、自分の中で完結できるアクションをする。
思い返せば、Clusterで「ウサ耳峠」を作って、CryptoNinjaファンに遊びに来て貰ったのも、僕個人の小さな挑戦でした。
小さな挑戦をいくつか積んだからこそ、「メタバース初詣」「MameーWar2022」「CNP宝島」にも繋がっていきました。
まずは、小さく個人でやってみる!
シンプルですが大事です。
上昇気流にのること
プロジェクトが立ち上がった時は、多くの人の注目を集めて、公式アカウントのフォロワー数もどんどん伸びました。
Ninja DAO内の制作部屋も盛り上がり、関わりたい人で溢れていました。
みんなのワクワクと関わりたい気持ちは、上昇気流のようにプロジェクトを持ち上げて、高みへと飛び立つ原動力になります。
一度、中断や失敗があると熱は冷め、ファンは減り、風も起こらなくなります…。
プロジェクトが立ち上がった時は、ワクワクの熱気から生み出される上昇気流に乗るようにしましょう。
舵取りが難しいのは当然ですが、「熱気」を何度も作り出すのは、もっと難しいです。
他と同じことをやらない
2022/09/16のイケハヤさんのVoicyでも仰ってましたが、同じコミュニティやまだ小さな国内NFT市場で、同じような企画をやるのはもう飽和状態です。
よほどインパクトがないと、突き抜けられない。
コンセプトや哲学、そしてセールスする場所…。
まだ誰も思いついていないコンテンツにしないと、埋もれて差別化もできず、沈んでいくと感じました。
以下のプロジェクトはどれも、コンセプトが尖っていて、差別化できていますね。
毎日1体ずつオークションにかけられ、売上の使い道は投票で決められるNouns。
小さなマリモが少しずつ成長していくMarimoなど、ユニークで唯一無二です。
NFTプロジェクトをやるなら、「同じところで、同じモノは作らない」
当然のように聞こえますが、どうしても盲目的になっちゃいますね。
でも、とても重要だなと痛感しました。
失敗もNinja DAOのリソースにしよう!
もし、あなたが盛大に失敗したらどうしますか?
恥ずかしいので隠す?
静かに活動を停止する?
コメント履歴を削除する?
いやいや、失敗もNinja DAOの成長の糧にしましょう。
かっこ悪いけど、失敗宣言をする
まず、かっこ悪くて、怖くて、惨めで、失望されて、信頼も減りますが「失敗宣言」を出しましょう。
今の自分をそのまま出して、ヒリヒリする視線の中、自分の結果から目をそらさないように、踏ん張ります。
問題と改善案を共有する
眠れない日々の中、個人の振り返りができたら、DAOの中でも問題と改善案を共有してみましょう。
気になったメンバーがコメントをくれるかもしれません。
そこには、また気づきがあり、学びとなります。
そして、共有された情報を見たコミュニティメンバーたちも学びます。
厳しい指摘もあるかもしれません、凹む一言が刺さるかもしれません。
でも、全て自分とコミュニティの財産となります。
個人でもコミュニティでも経験を積む
Ninja DAOのリソースは、「最初からもたらされたモノ」と「後天的に育ってくるモノ」に分けられる気がします。
多くのメンバーが交わり、企画が生まれ、失敗と成功が養分となり、またNinja DAOが成長する。
より大きなプロジェクトに挑戦もでき、また新たな仲間を引き上げる力にもなります。
後天的なリソースの拡大には、失敗が必要なのです。
個人でもコミュニティでも、挑戦し失敗することは尊い。
もし、あなたの近くでも「挑戦と失敗」をしている仲間がいたら、寄り添い、共感し、一緒に学んでみてください。
誰かの失敗は、とても大事な財産です。
僕の体験談の課題点とそれに対するみなさんの指摘、そして気づきのチャットは「#Office-ジェネラティ部→CNP巻物エアドロ検討」のスレッドで読むことができます。
めちゃくちゃ勉強になるので、オススメですよ。
僕がいかにダメダメだったかわかりますから、笑。
CNPホルダー限定で見られる部屋なので、ロールを付けて見にいってみてください!
あなたの挑戦を歓迎します。
では。