インタビュー PR

CryptoNinjaの生みの親、リツ先生が語るキャラクターデザインで世界観を生み出す秘訣

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

2021年9月に誕生したNFTコレクション「CryptoNinja」。これまでに32体が販売され、2次流通でなんと最高16ETHで購入されました。

そのNinjaたちを描いているのが、イラストレーターのリツさん(@rii2_4)です。

ほかにもご自身で「TheMafiaAnimals」というNFTコレクションも展開。NFT業界で輝いているイラストレーターの一人です。

リツさんの作品はイラストのクオリティが高いことはもちろん、コレクションごとに異なる世界観が広がっているのが魅力です。

そんなリツさんにキャラクターデザインに対する考え、CryptoNinjaへの愛などを聞きました!NFTへの参入を考えているイラストレーターは必読です!


この記事でわかること
  • キャラクターデザインで大事なこと
  • 1年感で起こった変化
  • CryptoNinjaのキャラクターの裏話
  • 作品を発信することの重要性
リツさん

リツさん(@rii2_4
CryptoNinjaのキャラクターデザインを担当。「マフィア×動物」をテーマにしたNFTコレクション「TheMafiaAnimals」を展開し、コミュニティ「TMA(ティーマ)」を運営。「リツ先生」と呼ばれている。好きな食べ物は梅干し。

大河内さん

大河内薫さん(@k_art_u
クリエイターに特化した税理士事務所を経営し、”お金の教育者”として書籍・公式ブログYouTubeVoicyなどで発信。小学校から大学まで、学校現場での「お金の授業」に注力している。好きな食べ物はパイナップルとナス。

【Ninja DAOはこちら】

教科書に落書きをしていた少年がキャラクターデザイナーに

大河内さん

リツ先生といえば、NFT業界にいる人なら一度は名前を聞いたことがあるほどの超有名イラストレーターです。とはいえ素性はよく知らない人も多いと思うので、簡単に自己紹介をお願いします。

リツさん

NFTアーティストとして活動しているリツです。4年ほどフリーのイラストレーターとして活動した後、2021年の9月ごろからNFT作品を作り始めました。今はイラストレーター兼NFTアーティストとして活動しています。

リツさん

NinjaDAOでは
CryptoNinja のキャラデザイン
CryptoNinja Partners(CNP)のベースデザイン
を担当していて、個人でも「TheMafiaAnimals」というNFTコレクションのファウンダー兼イラストレーターとして「TMA」をコミュニティを運営しています。

大河内さん

ほんと有名なコレクションばかりだなぁ。リツ先生はキャラクターデザインが得意なイメージがあるんですが、肩書きとしては「イラストレーター」なんですか?

リツさん

ややこしいですよね。僕はわかりやすく「イラストレーター」と名乗っていますが、分類でいうと「キャラクターデザイナー」や「コンセプトアーティスト」にあたりますね。

リツさん

企業によっては、キャラクターデザイナーがデザインを作った後にイラストレーターがそれをかっこよく仕上げるというふうに、分業制を敷いているところもありますよ。

大河内さん

そういう仕組みなんですね。リツ先生は小さいころから絵を描くのが好きで、将来は絵で食べていきたいと思っていたんですか?

リツさん

そうですね。小学生のころから勉強そっちのけで教科書のはしっこに落書きをしていました(笑)。今やっていることも、その落書きの延長かもしれませんね。

大河内さん

いや、でも好きを仕事に出来ているってすばらしいですよ。

リツさん

周りからは「TheMafiaAnimalsを一番好きなのってリツさんですよね」って言われることもあります(笑)。

大河内さん

好きって気持ちが絵ににじみ出ているんでしょうね〜。イラストの描き方は学校で学んだんですか?

リツさん

はい。高校でデザインを学んだ後、ゲームイラストの専門学校に入りました。卒業後はゲーム会社に就職して4年ほど勤めてから、フリーランスとして独立しました。個人事業主6年目です。

大河内さん

ゲーム会社にお勤めされていたんですね。ちなみにどんなゲームを担当されていたんですか?

リツさん

大きなタイトルだと『FANTASIAN(ファンタジアン)』というApple Arcade専用のRPGですね。ファイナルファンタジーを作った方がメインで制作されたゲームで、ファイナルファンタジーの現代版という感じです。このゲームのモンスターデザインを担当しました。

大河内さん

おぉ、すごい。僕は絵がめちゃくちゃ苦手で、生えちゃいけないところから手が生えてくるレベルなので、尊敬です。

リツさん

そのイラスト、逆にほしいですね(笑)。コレクションになりそう。

大河内さん

じゃあ「CryptoNinjaOkouchi(CNO)」つくりますか(笑)。

キャラクターの世界観は「日々考えること」から

大河内さん

イケハヤさんがよく「NFTはキャラクターデザインが重要」っておっしゃっていて、僕的にリツ先生はそこに強い気がしています。
コレクションごとに全然イラストが違っていて、描き分けがすごくうまいと感じるんですが、どんなことを意識して描いているんですか?

リツさん

一枚絵の場合は、それを見た人が「このキャラクターはこんな性格かな」って、キャラの背景を想像できるように、色や表情には気をつけていますね。

大河内さん

リツ先生のTwitterアイコンにもなっているTheMafiaAnimalsのウサギも頭が良さそうだけど、懐ではなんか考えてそう。

大河内さん

NFTがPFP(プロフィール画像)になっていると、不思議とPFPがその人であるかのように錯覚しちゃうんですよね。一時期イケハヤさんが「CryptoPunks」をPFPにしていて、僕はそれがイケハヤさんの顔じゃないかって思えましたから。

リツさん

それは確かにありますよね。PFPの楽しさって、そのキャラクターになりきれるところだと思うんです。
僕もTheMafiaAnimalsのウサギがインターネットの世界の自分の姿のつもりで、Twitterやコミュニティ運営をしています。こういう部分がNFTの面白さでもありますよね。

大河内さん

今までSNSでいろんなアイコンを使ってきましたが、そういう感覚ってなかったですよね。そう考えるとキャラクターデザインって今後ますます重要になってきそう。

大河内さん

キャラクターの世界観は生み出すスキルはどうやって磨いたんですか?

リツさん

そこはゲーム会社で働いていた経験が生きていますね。というのも、ゲーム会社ではコンセプトアートという、世界観をアートで表現するイラストを描いていたんです。プランナーが考えた世界観をキャラクターや背景で表していったので、そこでスキルが培われましたね。

大河内さん

なるほど、ゲームは世界観が大事ですからね。TheMafiaAnimalsとCryptoNinjaは全然違いますが、独特の世界観をつくり出す秘訣があれば教えてください。

リツさん

やっぱり日々考え続けることですね。もともと世界観を考えるのが好きなので、僕にとってはそれをアウトプットする手段が絵なんですよ。

大河内さん

先に世界観を考えて絵で表現するという順番なんですね。そういうことか、めちゃくちゃ納得しました!

NFT業界に飛び込んで1年。作品が5.5ETHで売れるまでに

大河内さん

CryptoNinjaのイラストはどういう経緯で担当されることになったんですか?

リツさん

2021年の9月ぐらいに、イケハヤさんが自分のNFTコレクションを立ち上げるためにイラストレーターを募集されたんです。そのツイートを見てすぐにDMをしました。イケハヤさんが僕の作品を気に入ってくれて、お任せいただきました!

リツさん

2021年の9月ぐらいに、イケハヤさんが自分のNFTコレクションを立ち上げるためにイラストレーターを募集されたんです。そのツイートを見てすぐにDMをしました。

リツさん

僕の過去の作品を見ていただいて、すぐに連絡が来ました。応募の次のメッセージが「お願いします」だったので、ビックリしたのを覚えています。

大河内さん

そこで選ばれるってすごいですよ!もちろんリツ先生に決めたイケハヤさんの選球眼もすごい!Twitterの大海原で日々そういう出会いが生まれているんですね。

リツさん

僕もNFTをやり始めてから、イラストレーター業界では知り合うことがなかったような投資家やビジネス関係の人と知り合うことができました。NFTの大きな可能性を感じますね。

大河内さん

僕とリツ先生の人生もNFTがなければこうやって交わることはなかったでしょうね。日本のNFT業界は、最初はイラストレーターばっかりだったのに、この1年で本当にいろんな人が入ってきてどんどん楽しくなってきましたよね。

大河内さん

ゲーム業界の人はNFTに興味は持っているんでしょうか?前職の方とまだつながりはありますか?

リツさん

Twitterではつながっていてコロナ前は会っていたんですが、ゲーム業界ではNFTはまだ全然みたいですね。
昨年の秋にNFTマーケットプレイスの「Foundation」が流行って、キャラクターデザイナーも結構参入されていました。でも特に最近は絵が描けるからといってNFTが売れるというわけではないので、今はあまり動きがないみたいです。むしろいい印象を持っていないのかも。

大河内さん

仮想通貨とNFTを混同して「危ない」というイメージを持っちゃっているのかもしれませんね。理解してもらうのには時間がかかりそうだなぁ。

リツさん

僕はNFTの未来にワクワクしかないんですけどね(笑)。少し振り返ってみたんですが、僕が作ったNFTが初めて売れたのは、ちょうど1年前、2021年の9月13日でした。

大河内さん

これほど活躍されている方が、参入されてまだ1年しか経っていないって……。この業界はまだまだ夜明け前ですね。1年前はどんな作品を作っていたんですか?

リツさん

prism(プリズム)」という10枚限定のコレクションです。確か当初は3000円くらいで販売していたと思います。

大河内さん

最近だとリツ先生の作品はどれくらいの価格で販売されているんですか?

リツさん

ちょうど先日、TheMafiaAnimalsが、2次流通で5.5ETHでお迎えいただきました。

大河内さん

5.5ETH(約125万円)!いやはや、普通の絵画だったらこれほどの値段は駆け上がらないでしょうね。夢があるなぁ。
※2022年9月現在

改心の出来のCryptoNinjaは、あの3忍!

大河内さん

NinjaDAOからいくつか質問が来ています。まずCNPファウンダーのroadさんから、「CryptoNinjaで“改心の出来”と思う3忍を教えてください」。

リツさん

なかなか難しい質問ですね。そうですね〜、まずは#006の「於兎(おと)」。いろんな方がファンアートを描いてくださる忍者なんですが、これは改心の出来だったと思います。

リツさん

裏話をすると、うさ耳がついている於兎ちゃんの頭の高さが、忍者の大きさのMAX位置なんです。つまりおとちゃんがほかの忍者の構図のベースになっているんです。

大河内さん

へぇー、うさ耳にそんな秘密が!於兎ちゃんはDAO内でも1、2を争う人気キャラですよね。

リツさん

次は#024の「カルマ」ですね。イケメンキャラです。イケハヤさんとキャラクターのコンセプトを考えていたときに「憎めないライバルキャラをつくろう」という話になり、誕生しました。

大河内さん

漫画「NARUTO」のナルトとサスケのイメージかな?

リツさん

そうそう、そんな感じです。色や髪型でちょうどいい感じに「中二病」っぽくまとめられたと思っています。

大河内さん

確かに中二病感ありますね!忍者なのにピアスしてるし(笑)。ちなみに僕は#016の「岩爺(がんじい)」がでてきたときに「こういうのもありなんだ!」って驚きましたね。忍者っぽくない感じで。

リツさん

#017の「結(ゆい)」が最初に忍者服をやめて着物を着せたキャラクターなんですが、僕も描きながら「忍者じゃないな(笑)」と思っていましたね。

大河内さん

でもそこを許容したことで、IPとしての幅が広がったと思いますよ。さて、では最後の子は?

リツさん

#019の「令(れい)」ですね。令さんは「極妻」のイメージで描きました。イケハヤさんとやりとりするときも「極妻忍者」と呼んでいましたね(笑)。

大河内さん

そう言われると、もう極妻にしか見えなくなりますね(笑)。CryptoNinjaはこれまでに32体リスト誕生していますが、出来ているけどまだ発表されていないものもあるんですか?

リツさん

ほぼ完成形のものはありますね。今度CNPで新しいキャラクターが発表されることになっているんですが、そのキャラクターをパートナーとしている忍者です。

大河内さん

おぉ、そこ連動しているんですね!めちゃくちゃ楽しみです。

アートは上手い下手じゃなくて「想い」が大事。どんどん投稿しよう!

大河内さん

次の質問はクリエイターが気になりそうな話ですね。「使っているソフトと作業環境を教えてください」。

リツさん

僕は「Procreate」というiPad専用アプリと「Affinity Photo」というソフトを併用しています。ツールは、昔は液晶タブレットを使っていたんですが、今はiPadとApple Pencilです。

リツさん

実はProcreateの解説本を書いているので、Procreateが気になる方はぜひお手にとってみてください。

大河内さん

え、出版もされていたんですか?初耳です。

リツさん

あ、僕があまり宣伝していなかったので……。本の中でキャラクターデザインについても少し書いています。

大河内さん

知らない人も多いと思います。有益情報なので宣伝しておきましょう!

大河内さん

リツ先生はデザインのアイディアが浮かばないときってあるんですか?

リツさん

結構ありますよ〜。CryptoNinjaもこれまで何忍かボツになっています。僕は描きながら考えるタイプなので、ツノを付けたり耳を付けたり、とりあえず手を動かしてみるんですが、それでもアイディア出てこないときは描かないようにしています。

大河内さん

1回離れてみるってことですか?

リツさん

そうですね。資料検索をして、次のデザインを練るとかしています。

大河内さん

ボツになったデザイン気になります。どこかで見られますか?

リツさん

今のところどこにも出していないんです。でも公開してもいいかもしれませんね。

大河内さん

それって上手に描けなかったからじゃなくて、世界観が合わなかったからボツになったってことですもんね。イラストレーターにはめちゃくちゃ参考になると思うので、ぜひ公開してほしいですね!

大河内さん

では最後に、今後のクリエイターにどんなことを期待しますか?

リツさん

僕はCryptoNinjaのファンアートをよく見るんですが、その時って絵の上手い・下手は考えていないんです。
どれも描いた人の思いがこもっているので「上手に描けなかったから投稿するのはやめよう」なんて思わないでほしい。どれも尊いんです。

大河内さん

激しく同感ですね。僕もVoicyで声の発信をしていますが、始めたころってそのときにしか出せない良さがあります。それをネットで発信して自分の歴史として刻んでおくのって大事だと思います。
リツ先生ご自身は今後NFT、Web3でどんなことに取り組んでいきますか?

リツさん

CryptoNinjaとTheMafiaAnimalsの2つをIP事業としてより育てていきたいですね。

大河内さん

ゲーム会社で働いていた経験も人脈もあるので、絵で終わらないというのは強そう。期待しています。ありがとうございました!

【Ninja DAOはこちら】

この記事を書いた人:けの
運営メディア :ふりら
プロライター/音源からの記事化(インタビュー、セミナーレポート)/プレスリリース/各種コラム記事作成/ペンの力でWeb2とWeb3をつなげたい/DAO、NFTプロジェクトのnote、リリース制作